ARTICLE / CHAPTER 05
空気の中を飛んでいるもの全部を、まとめてWi-Fiだと思っていませんか。
いま何を扱うか
この記事では、道路の種類をたどるように、空を通る道と、その上の話し方の決まりを分けて見ます。
扱うのは次の3つです。
逆に、周波数や通信規格の細かな数字までは扱いません。
まず「電波」って、何の土台なんだろう?
まずは、空に引いた道路を思い浮かべてください。
電波 は、線を使わずに情報を運ぶための空の道路のようなものです。
ただし、道路があるだけでは、どの車が先に出るか、だれあてに送るか、届いたかどうかまでは決まりません。
そこに重なるのが 通信 の決まりです。
だから「電波」と言うときは道そのものを、「通信」と言うときはその道をどう使うかまで含めた話をしていると考えると整理しやすいです。
Wi-Fiと4Gは、どこが同じでどこが違うの?
次に、道路の使い分けを見ます。
Wi-Fi は、家や学校や店の近くで使う短い道路のルールです。
近い相手どうしが順番よく話すのが得意で、入口にはたいていルーターがいます。
4G や 5G は、携帯電話会社が広い範囲に用意している長い道路のルールです。
どちらも電波の上に乗っていますが、だれが道を整えているか、どれくらい遠くまで届かせたいかが違います。
「Wi-Fi につながった」ことと「インターネットにつながった」ことが同じではないのは、その先で別の道路へ合流するからです。
家の中の通信は、どうやって外へ出ていくの?
最後に、家から外までをひと続きで見ます。
スマホが Wi-Fi で話すと、その声はいったん家のルーターへ届きます。
ルーターは、家の中の近い道路と、外へ続く大きな道路のつなぎ目を受け持っています。
そこから先で光回線やモバイル回線へ乗りかえ、ようやく世界につながる インターネット の網へ出ていきます。
家の中の通信と、世界全体の網は一枚ではありません。
短い道から長い道へ乗りついでいく形だと分かると、言葉のちがいがかなり見えやすくなります。
つまずきやすいところ
- Wi-Fi と電波を同じ意味だと思ってしまうが、電波は道で Wi-Fi はその使い方の決まり
- 4G とインターネットを同じものだと思ってしまうが、4G は外へ出る手段で、インターネットはその先の大きな網
- ルーターがインターネットそのものだと思ってしまうが、実際には家の中と外をつなぐ橋わたし役
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