線でつなぐ通信と、空気中を飛ばす通信は、得意なことが違います。

この記事で得られる視点

  • 有線と無線を、どちらが上かではなく用途で分ける見方
  • 電波 を使う便利さと混みやすさ
  • 安定した 通信 には物理的な道も大事だと分かる感覚

いま何を扱うか

この記事では、ケーブルを使う通信と、無線でつなぐ通信を比べます。

扱うのは次の3つです。

  • 有線は安定しやすいこと
  • 無線は動きやすいこと
  • どちらもインターネットへ出る道の一部になりうること

有線は、専用の通路を作る

有線通信は、ケーブルという物理的な通路を使います。

道が見えているので、どこを通るかが比較的はっきりしています。

机の上のPC、テレビ、ゲーム機のように、あまり動かさない機械では有線が向いていることがあります。

安定しやすく、周りの電波の混雑にも比較的影響されにくいからです。

無線は、動ける代わりに空間を共有する

無線通信は、電波 を使って情報を運びます。

ケーブルがいらないので、スマホやタブレットのように持ち歩く機械に向いています。

ただし、同じ空間で多くの機械が電波を使うと混み合います。

Wi-Fi が遅く感じるとき、回線そのものではなく、家の中の無線区間が混んでいることもあります。

どちらも道の一部

有線も無線も、最終的には インターネット へ出るための道の一部です。

家では、スマホからルーターまでは無線、ルーターから外は有線という組み合わせもあります。

つまり、どちらか一方だけで世界ができているわけではありません。

近い距離、長い距離、動きやすさ、安定性で使い分けています。

つまずきやすいところ

  • 無線の方が新しいから必ず優れていると思ってしまう
  • 有線なら絶対に速いと思ってしまうが、外の回線や相手側にも影響される
  • Wi-Fiの不調をすべてインターネット全体の不調だと思ってしまう