ARTICLE / CHAPTER 03
アプリを入れる前から、スマホはもう動いていますよね。
いま何を扱うか
この記事では、見えないソフトウェアの世界を、建物の階層のように上から下へ整理します。
扱うのは次の3つです。
逆に、プログラミング言語の文法や、特定アプリの使い方までは扱いません。
OSは、どこで何を支えているんだろう?
まずは、建物の土台から見ます。
端末全体を動かす土台のソフトウェアが OS です。
床や階段や水道がない建物で部屋だけ使えないのと同じで、OS がないと画面も保存も入力もまともに扱えません。
OS は、部品をどう使うかの共通ルールを持ち、アプリが安全に動ける場所を用意します。
だからスマホを買った時点で、もう何かの OS が先に入っているわけです。
アプリは、OSの上で何をしているの?
次に、土台の上に置く道具を見ます。
写真を見る、地図を開く、音楽を聞くといった特定の仕事をする道具が アプリケーション です。
アプリは一人で勝手に立っているのではなく、画面を出すにも、保存するにも、OS が用意した入口を借りています。
よく「OS もアプリも同じソフトでは」と感じますが、役目の広さがかなり違います。
OS は建物全体を支え、アプリはその中の一つの部屋で使う道具だと思うと整理しやすいです。
プログラムとプロセスは、同じものなの?
最後に、中身と動いている最中を分けます。
機械にしてほしい手順を書いた指示書が プログラム です。
その指示書を実際に読みながら、いまこの瞬間に動いている一まとまりが プロセス です。
レシピ本があっても開かなければ料理は始まらないのと同じで、プログラムがあるだけでは仕事はまだ起きていません。
開いたアプリが重くなる、裏で別の処理が走る、といった話は、どのプロセスが今動いているかを見ると分かりやすくなります。
つまずきやすいところ
- OS もアプリも同じソフトだから区別しなくてよいと思ってしまうが、土台と道具では役目が違う
- アプリがそのままプログラムだと思ってしまうが、アプリは複数のプログラムのまとまりであることも多い
- 画面を閉じたら完全に止まったと思ってしまうが、裏でプロセスが残って動くことがある
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