「メモリが足りない」と「保存容量が足りない」は、似ていますが別の困りごとです。

この記事で得られる視点

  • メモリストレージ を別の場所として見る感覚
  • 作業中の置き場と、長くしまう場所の違い
  • 端末が遅い理由を少し切り分ける見方

いま何を扱うか

この記事では、端末の中の「置き場所」を2種類に分けます。

扱うのは次の3つです。

  • メモリは作業中のものを置く場所
  • ストレージは長くしまう場所
  • CPU は両方を使い分けながら仕事を進めること

メモリは作業台

メモリ は、いま作業しているものを広げる場所です。

料理なら、切った野菜や使う調味料を一時的に置く作業台に近いです。

広い作業台があれば、同時にたくさんの作業を進めやすくなります。

逆に狭いと、必要なものを何度も片付けたり出したりすることになり、動きが遅く感じられます。

ストレージは棚

ストレージ は、写真、アプリ、文書、動画などを長くしまう場所です。

ここに置かれた ファイルデータ は、電源を切っても基本的には残ります。

棚が大きければたくさん保存できますが、棚から毎回取り出して作業するのは少し時間がかかります。

だから、よく使うものはメモリへ出してからCPUが扱います。

CPUは、棚と作業台を行き来する

CPU は、ストレージから必要なものを取り出し、メモリの上で処理します。

アプリを開くとき、保存されたプログラムやデータがストレージから読み出され、メモリ上で動き始めます。

作業中の結果はメモリにあり、保存するとストレージへ戻ります。

この往復が多いほど、端末は忙しくなります。

つまずきやすいところ

  • メモリ容量とストレージ容量を同じ意味で見てしまう
  • 保存容量を増やせばアプリが必ず速くなると思ってしまう
  • 電源を切ったあともメモリの中身が残ると思ってしまう