自動化で大事なのは、うまくいく流れだけでなく、止まったときの扱いです。

この記事で得られる視点

  • 自動化には通常ケースと例外ケースがあると分かる
  • 停止、確認、やり直しの場所を見る
  • 人間がどこで関わるべきかを考える

いま何を扱うか

この記事では、自動化を「人が何もしない仕組み」ではなく、例外の扱いまで含めて見ます。

扱うのは次の3つです。

  • 通常ケースは流れやすいこと
  • 例外が起きると止まり方が必要なこと
  • 人間の確認が残る場面

通常ケースは自動化しやすい

同じ入力が来たら同じ処理をする、毎日同じ時間に実行する、条件を満たしたら通知する。

こうした決まったプロセスは、自動化しやすい対象です。

プログラムは、手順がはっきりしている作業を安定して繰り返せます。

自動化の最初の価値は、迷わなくてよい流れを人の手から外すことです。

例外には、止まり方がいる

問題は、予想外の入力や判断できない状態が来たときです。

住所が途中までしかない、在庫が足りない、センサーの値がおかしい、AIの答えに自信がない。

このとき、無理に進めると被害が大きくなることがあります。

だから自動化には、止める、保留する、通知する、元に戻すといった例外の扱いが必要です。

人間の確認は、失敗ではない

すべてを機械に任せることだけが高度な自動化ではありません。

重要な判断、取り返しにくい操作、相手に影響する連絡では、人間が確認する設計の方がよいことがあります。

AI道具を使って途中まで進め、人が最後に見る形もあります。

自動化は、人間を消すことではなく、人間が見るべき場所を選び直すことでもあります。

つまずきやすいところ

  • 自動化は止まらないほどよいと思ってしまう
  • 例外処理を後回しにして、失敗時の影響を大きくしてしまう
  • 人間の確認が残る設計を、中途半端だと思ってしまう