同期しているから安心、とは限りません。消したことまで同期されることがあるからです。
この記事で得られる視点
- バックアップを、戻れる保険として見る
- 同期を、複数の場所を同じ状態にそろえる仕組みとして見る
- ファイルの置き場所と復元方法を分けて考える
いま何を扱うか
この記事では、写真や文書を守るときによく出てくるバックアップと同期を分けます。
扱うのは次の3つです。
- バックアップは過去へ戻るためのもの
- 同期は場所どうしをそろえるもの
- クラウド保存でも確認が必要なこと
バックアップは、戻れる保険
バックアップは、大事なデータを別の場所に残しておくことです。
目的は、壊れた、消した、上書きした、なくしたときに戻れるようにすることです。
今使っているストレージとは別の場所にコピーがあれば、手元の端末に問題が起きても復元できる可能性が上がります。
つまりバックアップの中心は「戻れること」です。
同期は、同じ状態にそろえる
同期は、スマホ、PC、クラウドなど複数の場所を同じ状態にそろえる仕組みです。
スマホで撮った写真がPCでも見える、PCで編集した文書がスマホにも出る、という便利さがあります。
ただし、同じ状態にそろえるということは、削除もそろう場合があります。
間違えて消したファイルが、ほかの端末からも消えることがあるわけです。
クラウド保存でも、何が守られるかを見る
クラウドのサービスは、保存や同期をまとめて扱えることがあります。
便利ですが、「どの時点に戻れるか」「消した後に復元できる期間はあるか」「手元にもコピーがあるか」はサービスごとに違います。
クラウドにあるから安全、同期しているから安全、と一言では言えません。
大切なのは、置き場所と戻り方を別々に確認することです。
つまずきやすいところ
- 同期をバックアップと同じだと思ってしまう
- クラウドに置けば必ず復元できると思ってしまう
- どこに原本があるのか、どこにコピーがあるのかを見失う