「許可する」を押すとき、アプリに何を渡しているのでしょう。
この記事で得られる視点
- 権限を、端末の機能やデータへの入口として見る
- 通知を、アプリが人の注意へ割り込む仕組みとして見る
- 設定をあとから見直せる場所として捉える
いま何を扱うか
この記事では、アプリケーションを使うときに出てくる権限と通知を扱います。
扱うのは次の3つです。
- 権限は何を許すものか
- 通知は何を届けているのか
- OSの設定で何を見直せるのか
権限は、入口を開ける合図
アプリは、端末の中のすべてを自由に使えるわけではありません。
写真、位置情報、マイク、カメラ、連絡先などに触るには、許可が必要になることがあります。
この許可は、アプリに特定のデータや機能への入口を開ける合図です。
写真編集アプリが写真を読むのは自然ですが、関係ないアプリが連絡先を求めるなら、理由を考える余地があります。
通知は、人の注意を使う
通知は、アプリが画面の外から人へ知らせる仕組みです。
メッセージ、予定、警告のように役立つこともあります。
一方で、宣伝やおすすめが増えると、注意を何度も奪われます。
通知は単なる便利機能ではなく、アプリが人の時間へ入ってくる経路でもあります。
OSは、許可を管理する側
OSは、アプリと端末の部品の間に立ち、どのアプリに何を許すかを管理します。
あとから設定画面で、カメラや位置情報の許可、通知の出し方を変えられるのはこのためです。
サービスを使う便利さと、どこまで端末の環境へ入れるかは分けて見られます。
最初に押した許可を、ずっと固定だと思う必要はありません。
つまずきやすいところ
- 権限の許可を、ただの開始ボタンだと思ってしまう
- 通知を全部オンにして、何が本当に必要か分からなくなる
- アプリの中だけで設定するものだと思い、OS側の設定を見落とす